目的
地震や土砂災害等による陸上交通手段の断絶が頻発しており、ヘリコプターやドローン等による空の交通網の確立が防災機能強化の点で重要となっています。自治体には緊急時に使用するヘリパッドがあります。これは緊急時に公的機関が使用する目的の為に設置されているので、民間が平時に利用する事ができません。また、災害時には公的機関が使用する事を目的としているので、民間が使用するには事前に自治体との協定が必要となります。FIDCでは、平時から使用できるヘリパッドを民間が設置する事で、空の交通手段を提供し、新たな企業や観光客層の誘致、電車や道路アクセスに拠らない新しい地域開発が見込まれるなど、様々な利点が見込まれると考え、ヘリコプター・ドローン並びに、実現の近づく空飛ぶクルマに代表されるモビリティの技術革新も考慮した上で、地域の新たな交通のハブとしての将来ビジョン、実施要件、運用方法、防災や地域医療への活用、観光誘致等について研究し、共助の視点から自治体へのフィードバックを行う事を目的とします。
活動内容
FIDC(フィディック)は、ヘリコプター・ドローン・モビリティを活用するための環境整備に取り組んでいます。FIDCヘリパッドを拠点とし、社会利益・企業利益を循環させることを、面的・継続的に促進し、社会全体の災害対策向上を目指します。
1:空からの災害対応を行う際に、平常時からヘリコプターとドローンの併用活 用ができる災害対応型ヘリパッドの企画運営を、主旨に賛同頂いた賛助会員と共に全国で実施します。
2:陸路と空路によるネットワークの複層化フィールドとし、地域振興や日常生活への供給を行い、災害時には地域のハブとなり現場支援を行います。
FIDC本部・支部
FIDC本部 所在:一般財団法人国際災害対策支援機構
【平常時】
FIDC企画運営・FIDC事務局・FIDC会報の発行・支部受付窓口・賛助会員受付窓口・支部のサポート・自治体連携・大学連携・企業連携等・その他関連する業務
【災害時】
FIDC対策本部・関連団体窓口・支部連絡窓口・離発着場所手配・待機場所手配等
FIDC支部 所在:FIDCヘリパッド設置ヶ所
【平常時】
FIDCが主催する訓練、研修、勉強会等の会場 ・FIDC講習会の受付窓口・その他、本部が支部管轄と認めた案件についての受付窓口
【災害時】
災害時には本部と連携し、賛助会員と共に情報収集と現地支援・ヘリコプター地上支援要員として活動を行う。
※支部に属する賛助会員(本会員・準会員・個人会員)
情報伝達経路
【平常時】 本部主催案件の場合 本部⇒支部⇒賛助会員
支部主催案件の場合 支部⇔本部と協議の上、支部⇒賛助会員
【災害時】 本部が対策本部支部が現地支援要員本部⇒支部(調査・離発着場所調整等)
本部⇔支部⇔賛助会員(要請・調査・実行・報告)